在宅透析について
透析治療は患者の身体だけではなく、時間的にも大きな負担を掛けてしまいます。
最近では夜間の透析治療を行っている病院もありますが、働きながら透析治療を受けたい方にとっては不便な環境です。
このような透析治療の負担を軽減したいのであれば、在宅透析を検討してみましょう。
在宅透析は腹膜透析(PD)と在宅血液透析(HHD)の二種類です。
腹膜透析は在宅透析の中ではメジャーですが、全国28万人の透析患者数のうち1万人程度しか利用していません。
対して在宅血液透析は未だ全国で200人未満です。
自宅で透析治療を行うことが敷居の高いイメージがあるせいか、在宅透析の利用者数はさほど伸びが見られません。
ですが、在宅透析はその透析時間が長くなることから、心臓などに掛かる負担を軽減することができます。
そのため生存率を高めることにも繋がり、優れた治療効果を取り入れることも可能です。
まず在宅血液透析は、病院で使用する機材の小型版を家庭に用意して透析治療を行います。
かつては機材が高価だったため一般的ではありませんでしたが、最近では保険適用による安価な貸し出しも実施されています。
メンテナンスも専門業者が行ってくれるため手間はありません。
ただし、自分で穿刺を行うためある程度の慣れが必要です。
腹膜透析は透析液を自分で入れ替えて治療します。
入院期間中に透析液の入れ替え手順をトレーニングしますので、在宅透析に不安は残りません。
いずれの在宅透析も普段の生活リズムを崩すことなく、透析治療を行うことができるのです。
また、最近では医療・看護・リハビリ・介護が一体となったサービス付き高齢者向け住宅という住居形態が出てきました。
このサービス付き高齢者向け住宅は高齢者向け賃貸住宅となりますが、ご高齢の透析患者はこのような医療サービスが付いた適合高齢者専用賃貸住宅に入居することを検討してみても良いでしょう。
在宅透析に対応したサービス付き高齢者向け住宅はまだ少ないですが、埼玉県には病院に隣接したサービス付き高齢者向け住宅がありますのでご紹介します。
埼玉県ふじみ野市 在宅透析対応 サービス付き高齢者向け住宅 メディカルホームふじみ野
http://www.fukekai-mhf.com/service/