腎臓病の患者数
毎年3月の第2木曜日は世界腎臓デーです。
国際腎臓病学会と国際腎臓病財団連合が共同で提案していて、日本を含む世界100カ国以上でシンポジウムなどが開催されました。
生活習慣病が大きくかかわる慢性腎臓病患者は増え続ける一方で、世界の10人に1人が腎臓病を患っている計算になります。
その数なんと約6億人で、日本でも腎臓病の患者は年々増加傾向にあります。
慢性腎臓病患者は成人の約1/8にあたる1300万人以上。
日本では2009年末に約29万人が透析治療をしているそうです。
透析治療を開始した患者は1983〜2005年に7倍に増え、そのうち4割以上は糖尿病が原因です。
インド、中国での透析治療患者数は1億3千万人になり、医療費など経済的な負担が増加しています。
ただ、透析治療を受けられるのは日本や欧米などの先進国だけで、途上国の患者は十分な治療を受けられないのが実情です。