腎臓病 症状

腎臓病の症状

腎臓病の急性症状では発熱など風邪に似た症状がでることがあります。
熱のほか、むくみや尿の量の変化などがあれば腎臓病の可能性があります。

 

急に高血圧になるので頭痛、めまい、動悸もあります。
腎臓病が進行してくると体内の老廃物の排出がうまくいかなくなり、だるさや頭痛がでてきます。

 

腎臓から分泌される造血ホルモンが減ると貧血になり、顔色が悪く動悸や息切れの症状がでます。
ほかに痛みが現れることもあります。

 

ふだんはなんともないのに、背中や腰をたたくと痛いときは腎盂腎炎、腎臓結石の可能性があります。
腰のにぶい痛みや重い感じが続くときは腎盂腎炎、腎臓・尿路結石の疑い。

 

左右どちらかの脇腹が痛い場合は急性腎炎や腎臓結石かもしれません。
腎臓がん、多発性嚢胞腎では腹痛になります。しこりがあるかもしれません。

急性腎臓病の自覚症状

急性腎臓病のときは自覚症状が出ることがあります。
その代表的な症状のひとつは「むくみ」です。

 

体内の水分やナトリウムの量を調整している腎臓病になると、余分な水分がたまるのでむくみがでます。
いちばんむくみやすいのは顔、足です。

 

  • 顔は朝起きた直後にまぶたがはれぼったくなっていたり、目の周囲が腫れているようにみえます。
  • 足はすねや足の甲をみましょう。靴がきつくなったり靴下のゴムのあとがくっきり残ります。すねや甲を10秒ぐらい押してみるとくぼんだまま、なかなか元に戻りません。
  • 手にむくみが出ることもあります。指輪がきつくなったり指が曲げにくくなります。
  • その他背中、腰、陰部がむくむこともあります。

 

血圧にも異常が現れます。血液のろ過機能が低下するので血流を増やそうと高血圧になるのです。

 

家庭で測る機器の場合、正常血圧は収縮期125未満、拡張期80未満、高血圧は収縮期135以上、拡張期85以上です。

腎臓病の発見は尿から

腎臓の機能のひとつに尿の量を調整するという働きがあるので、早期発見のためには尿に注意するのが一番です。検査などでも尿検査があるように、尿からはいろいろな病気を発見することができます。

 

健康な人の尿は薄い黄色から薄い黄褐色をしています。起床直後や水分の摂取量が少ないときは濃い色ですが、それ以外は薄い黄色です。直後のにおいはかすかに臭う程度で、時間がたつとアンモニア臭がします。

 

沈殿しているものや泡立ちがないのが理想。もし赤っぽい場合は血尿が疑われます。急性・慢性腎炎、腎臓がん、腎結石、腎結核などか疑われます。

 

黄色味が強いときは肝臓や胆道に病気があるかもしれません。白く濁っているときは腎盂肝炎、膀胱炎などの感染症の可能性があります。発熱や排尿時の痛みがあります。

 

つんといる刺激臭は尿路感染症、甘酸っぱいニオイは糖尿病かもしれません。沈殿物は腎臓結石、尿路結石の可能性、泡がたっているときは腎臓病が疑われます。

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